研究課題/領域番号 |
19380172
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用獣医学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
稲波 修 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (10193559)
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研究分担者 |
稲葉 睦 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (00183179)
堀内 基広 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (30219216)
桑原 幹典 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 名誉教授 (10002081)
浅沼 武敏 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 准教授 (40332473)
平岡 和佳子 明治大学, 理工学部, 准教授 (00212168)
下山 雄平 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (50123948)
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連携研究者 |
平岡 和佳子 明治大学, 理工学部, 教授 (00212168)
下山 雄平 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (50123948)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
20,410千円 (直接経費: 15,700千円、間接経費: 4,710千円)
2008年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2007年度: 13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
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キーワード | 人畜共通感染症 / プリオン / 電子スピン共鳴(ESR) / AFM / スピンラベル法 / 動的構造変化 / 部位特異的スピンラベル法 / パルスESR / CJD / 構造生物学 |
研究概要 |
本研究はブリオン病の原因であるブリオンタンパク質の凝集体変化を新しい方法を用いて明らかにし、今後のプリオン病の病態解明や治療薬の評価方法を開発することを目的とした。このプリオン凝集体への変化を起こすには細胞内低pH器官であるエンドソームで起きることから、pHの低下が必須であると考えられていることからpH7.0の生理条件からpH4.0に変化させたときの構造変化を明らかにした。電子スピン共鳴法、ならびに原子間力顕微鏡を用いて家族性プリオン病でよく見られる変異体プリオンD177NはpH4.0、変性下に置くことで変異を持っていない野生型よりも効率よく線維状の凝集体が起きることが示され。凝集の引き金となる領域がタンパク中心部のβシート付近にあることが明らかとなった。今回の結果はプリオン病の原因タンパク質の構造変化を明らかにしただけでなく、今回用いた新たな方法はプリオン関連病の治療薬の評価系に用いることが可能であると考えられる。
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