研究課題/領域番号 |
19390042
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
東 純一 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (30144463)
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研究分担者 |
大野 雅子 大阪大学, 薬学研究科, 特別科学研究員 (50467528)
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研究協力者 |
窪田 竜二 大阪大学, 薬学研究科, 博士課程後期
加茂 里美 大阪大学, 薬学研究科, 博士課程前期
高橋 美佳 大阪大学, 薬学研究科, 博士課程前期
上村 さやか 大阪大学, 薬学研究科, 博士課程前期
UWE FUHR ケルン大学, 教授
横田 総一郎 国立病院機構, 刀根山病院
高嶋 哲也 大阪府立呼吸器・アレルギー医療センター
坂谷 光則 国立病院機構, 近畿中央胸部疾患センター
井上 幸二 結核予防会大阪支部大阪病院
藤尾 慈 大阪大学, 薬学研究科, 准教授
南畝 晋平 大阪大学, 薬学研究科, 助教
伊藤 継孝 薬効ゲノム情報株式会社
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
19,500千円 (直接経費: 15,000千円、間接経費: 4,500千円)
2008年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2007年度: 12,610千円 (直接経費: 9,700千円、間接経費: 2,910千円)
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キーワード | オーダーメード医療 / ファーマコゲノミクス臨床試験 / isoniasid / 結核治療 / N-acetyltransferase 2 (NAT2) / 遺伝子多型 / 個別化適正医療 / ファーマコゲノミクス / 臨床試験 / N-acetyltransferase 2 / NAT2 / isoniazid / 薬剤経済 |
研究概要 |
本研究では、結核の個別化適正治療法を実現するために、国際規模で行うファーマコゲノミクス(PGx)臨床試験を核としたクリティカル臨床研究を実施し、以下の成果を得た。 (1) NAT2遺伝子型別のINH投与法の妥当性(安全性と有効性)を従来の標準投与法と比較するため、検証的前向きPGx 臨床試験を日本及びドイツで実施し、症例を集積した。この過程で、ランダム化PGx 臨床試験を支える実施基盤や臨床試験の管理運営体制を整備でき、今後、円滑なPGx 臨床試験を行うための基盤が形成された。 (2) INHゲノム与薬法の経済学的有用性を国際的に検討評価し、我々が提案するゲノム与薬法が費用対効果の面で優れることを明らかにした。 (3)日本人で見出されたNAT2*19は臨床的に顕著な影響を及ぼす低活性型アレルであり、INH代謝能が低いため薬剤性肝障害のリスク因子となることを明らかにした。 以上、結核の個別化適正医療の実現に向けた一連の研究を通して、「PGxアプローチによる医薬品評価のためのクリティカル・パス・リサーチ」システムを構築できた。
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