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感染モデルを用いた自然免疫系から獲得免疫系への連携機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 19390140
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 免疫学
研究機関大阪大学

研究代表者

竹田 潔  大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20309446)

研究期間 (年度) 2007
研究課題ステータス 完了 (2007年度)
配分額 *注記
11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
2007年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
キーワード自然免疫 / TLR / トリパノソーマ原虫 / 感染 / マウス
研究概要

これまでの解析から、Toll-like receptor (TLR)を介した自然免疫系の活性化が、樹状細胞の成熟誘導を介して、Th1応答を中心とした獲得免疫系の誘導に重要であることが明らかになっている。そこで、実際の個体レベルでの自然免疫系から獲得免疫系への橋渡し機構を、TLRを介した自然免疫系の活性化の消失するマウスに感染モデルを導入し解析した。
トリパノソーマ原虫Trypanosoma cruziを、TLRを介した自然免疫系の活性化の消失するMyD88/TRIF二重欠損マウスに感染させると、感受性が極めて高くなるにもかかわらず、抗原特異的なCD4陽性細胞からのIFN-gamma産生を指標にしたTh1応答は正常に誘導されていることを見出した。また、MyD88/TRIF二重欠損マウス由来の樹状細胞にT. cruziを感染させても、樹状細胞の成熟が正常に誘導された。そこで、MyD88/TRIF二重欠損マウス由来の樹状細胞にT. cruziを感染させて、正常と同様に誘導されてくる遺伝子群をDNAマイクロアレイで解析した。その結果、ある一群の遺伝子群がMyD88/TRIF二重欠損マウス由来の樹状細胞でも、正常に誘導されてくることを見出した。
今後、これら遺伝子群がTLR非依存的に誘導されてくるメカニズムを明らかにするとともに、これら遺伝子群がT. cruzi感染によるTLR非依存的なTh1誘導に関与しているのかを明らかにしていく予定である。

報告書

(1件)
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] Enhanced TLR-mediated NF-IL6 dependent gene expression by Trib1 deficiency.2007

    • 著者名/発表者名
      Yamamoto, M, et. al.
    • 雑誌名

      J. Exp. Med. 204

      ページ: 2233-2239

    • 関連する報告書
      2007 実績報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] 自然免疫シグナルの制御機構2007

    • 著者名/発表者名
      竹田 潔
    • 学会等名
      第28回日本炎症・再生医学会
    • 発表場所
      東京
    • 年月日
      2007-08-02
    • 関連する報告書
      2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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