研究課題/領域番号 |
19390252
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌学
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
井上 金治 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (50091963)
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研究分担者 |
足立 明人 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (20351588)
冨田 幹夫 埼玉県立がんセンター, 臨床腫瘍研究所, 専門員 (80142115)
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連携研究者 |
冨田 幹夫 (80142115)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2009年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2008年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2007年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | メタスチン / キスペプチン / 生殖制御 / 時計遺伝子 / がん転移 / 前腹側室周囲核(AVPV) / 視床下部弓状核(ARC) / エストロゲン / LHサージ / アポトーシス / Metastin / AVPV / 弓城核 / GABA / 転移 / 末梢組織 / 脳内分布 |
研究概要 |
メタスチン/キスペプチンの生理機能、特に生殖機能制御への解明を目指して研究がすすめられた。我々の免疫細胞化学的な研究からメタスチンは脳の前腹側室周囲核(AVPV)と弓状核(Arc)の神経細胞で産生され、AVPVではエストロゲンの正の制御、Arcでは負の制御を受けていることが明らかになっている。そして、脳においてはGnRH神経を介してLHのサージやパルス状の分泌を促し、排卵や性成熟にかかわると考えられている。本研究ではこのメタスチンの発現にかかわる時計遺伝子を明らかにすることに成功した。また、これらの時計遺伝子によるメタスチン異伝子の発現制御を解明した。一方、メタスチンによるGnRH神経の制御部位は明らかになっていなかったが、免疫細胞化学的手法により、視床下部の正中隆起部位においてメタスチンとGnRH神経が密に接することを明らかにし、メタスチンは正中隆起部においてGnRH神経を制御していることが示唆された。一方、メタスチンはがん転移にかかわる物質して発見されたが、その機構は充分には研究されていない。今回、メタスチンが種々のがん細胞に作用して、シグナル伝達分子ERK1/2を活性化することを明らかにした。この作用はメタスチン受容体GPR54の発現と相関する。また、メタスチンはがん細胞の増殖やアポトーシスに影響を与えなかったが乳がん細胞や膵がん細胞の運動能を抑制することを明らかにした。
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