配分額 *注記 |
18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2008年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2007年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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研究概要 |
「敗血症病態における転写因子群の機能解析と遺伝子治療の確立」として,盲腸結紮穿孔を施した敗血症マウスを用いて,転写因子NF-kB,AP-1およびCREの転写活性が時系列で様々な臓器で上昇することをゲルシフト法で確認した。このような転写因子活性に対してデコイ核酸を遺伝子導入し,活性を抑制した結果,NF-kBは肺,血管系などでケモカインや接着分子などの炎症性分子を,AP-1は外因性アポトーシス誘導シグナルの転写亢進に関与することが確認され,特にAP-1活性の抑制により敗血症死亡率が低下することを確認した。しかし,CREデコイ核酸は,上記の炎症性分子やアポトーシス関連分子の転写に強く関係せず,敗血症マウスの生存率を改善させなかった。
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