研究課題/領域番号 |
19390519
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
笹栗 正明 九州大学, 大学病院, 准助教 (00225898)
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研究分担者 |
中村 誠司 九州大学, 歯学研究科, 教授 (60189040)
磯貝 典孝 近畿大学, 医学研究科, 教授 (90203067)
光安 岳志 九州大学, 大学病院, 助教 (00380519)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
8,710千円 (直接経費: 6,700千円、間接経費: 2,010千円)
2010年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2009年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 遊離組織移植 / 微小血管吻合 / 皮弁血流 / 血管吻合 |
研究概要 |
血管吻合状態の違いによる血流障害の発生:ラットを用いた吻合実験において、thrombogenic anastomosisを行った群では、高率に血行障害を生じた。これに対し、予防的ヘパリン皮下注による抗血栓療法は血栓形成を抑制できなかった。血管柄の屈曲は血流障害発生に影響を与えなかった。 皮弁の虚血時間の違いによる血流障害発生とその対策:ラット広背筋皮弁、腹直筋皮弁移植モデルにおいて、虚血時間の延長に伴い、血流障害の発生率は上昇した。血流障害発生の予防対策として、虚血時間の間皮弁をヘパリン処理することで、血流障害の発生は抑制できた。 離組織移植による口腔再建症例を対象にレーザードプラー血流計(LDF)を用い術後の血行動態を観察した。術後の皮弁血流は漸増して術後3日目ごろには血行は安定した。また、PGE1投与により30-40%の血流増加がみられ、血流増加時間は3-4時間であった。このように術後の皮弁血流は一定のパターンを示すことがわかった。一方、術後に皮弁の血流障害を生じた症例では、LFDによる血流パターンが異なっており、LFDによる注意深い血流監視は肉眼的な皮弁の変化に先だって、血流障害を早期に発見できる可能性がある
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