研究課題/領域番号 |
19390564
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床看護学
|
研究機関 | 日本赤十字看護大学 |
研究代表者 |
筒井 真優美 日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50236915)
|
研究分担者 |
江本 リナ 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (80279728)
川名 るり 日本赤十字看護大学, 看護学部, 准教授 (70265726)
平山 恵子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手 (40520771)
山内 朋子 日本赤十字看護大学, 大学院, 博士前期課程 (70460102)
松尾 美智子 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手 (90460104)
松本 紗織 日本赤十字看護大学, 看護学部, 助手 (50591624)
飯村 直子 首都大学東京, 健康福祉学部・看護学科, 教授 (80277889)
西田 志穗 (西田 志穂) 日本看護協会看護研修学校, 認定看護師教育課程・小児救急看護学科, 専任教員 (60409802)
|
連携研究者 |
伊藤 久美 昭和大学, 藤が丘病院, 病棟看護師長
岩崎 美和 東京大学, 医学部附属病院, 小児看護専門看護師
太田 有美 名古屋第二赤十字病院, 小児看護専門看護師
長田 暁子 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 小児看護専門看護師・病棟看護師長
尾高 大輔 武蔵野赤十字病院, 看護師
甲斐 恭子 神奈川県立こども医療センター, 小児看護専門看護師
|
研究協力者 |
WATSON Jean University of Colorado, Denver
草柳 浩子 武蔵野大学, 看護学部, 准教授
佐藤 朝美 日本赤十字看護大学, 大学院, 博後期課程
深谷 基裕 日本赤十字看護大学, 大学院, 博士後期課程
西田 志穗 日本看護協会看護研修学校, 認定看護師教育課程・小児救急看護学, 専任教員
伊藤 孝子 北里大学, 病院
中村 明子 杏林大学, 保健学部・看護学科, 助教
岩尾 弓子 日本赤十字看護大学, 大学院, 博士前期課程
金丸 美穂 日本赤十字看護大学, 大学院, 博士前期課程
後藤 淳子 日本赤十字看護大学, 大学院, 博士前期課程
鶴巻 香奈子 日本赤十字看護大学, 大学院, 博士前期課程
飯村 直子 首都大学東京, 健康福祉学部・看護学科, 教授
朝倉 美奈子 日本赤十字社医療センター
下道 知世乃 海老名総合病院
中澤 淳子 聖マリアンナ医科大学, 横浜市西部病院
西村 実希子 慶應義塾大学病院
長谷川 孝音 神奈川県大和市こども部, こども総務課
相澤 麻衣 日本赤十字看護大学, 大学院, 博士前期課程
仁宮 真紀 日本赤十字看護大学, 大学院, 博士前期課程
間所 利恵 日本赤十字看護大学, 大学院, 博士前期課程
山内 朋子 日本赤十字看護大学, 大学院, 博士前期課程
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
2010年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2009年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 小児看護 / ケアリング / 癒し / アクション・リサーチ / アクションリサーチ / 小児看護学 |
研究概要 |
本研究は、平成19年度-平成22年度文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(B))「小児看護におけるケアリングと癒しの創造-アクション・リサーチを用いて-」(課題番号19390564)として4年間にわたり、子どもが入院している病棟や通院している外来において、アクション・リサーチを用いてケアリングと癒しの環境を創造することを目的として、実施された。 (1)文献検討および事例検討(2)フィールドワーク(3)アクション・リサーチの実施という3つの過程を経て、小児看護において子ども・家族・看護師にどのようなケアリングと癒しの環境を創造するに至ったかについて明らかにし、それらの過程をもとに理論的解釈により統合させる試みを行った。 質的および量的データ収集を通して各フィールドでのアクションリサーチプロセスを記述し、アクションリサーチによって生み出されたケアリング環境、また、それを促したきっかけ(要因)についてWatsonのケアリング理論に基づき分析を行った結果、(1)ケアリング環境を促したきっかけ(2)ケアリング環境の創造という2つの事柄が明らかとなった。 まず、看護師が実践の中で着目した気がかりな事に関して、仲間と話し合うことや、気がかりな事に関する具体的な対策の提案などが、ケアリング環境を促したきっかけとなっていた。 さらに、きっかけをもとに、臨床で看護師が気がかりに思っていた事が改善される方向に向かっていった。つまり気がかりな事を発端に臨床において子ども・家族・看護師それぞれにとってのケアリング環境を生み出すことに繋がっていたことが明らかにされた。 今回の4年間に及ぶ研究活動によって、ケア因子が促されることでケアリング環境をもたらすことが明らかにされたことから、今後、人と人が織りなす様々な医療現場において、ケアを受ける者のみならずケアを提供する者へのケアリング環境の構築が期待できるものと思われる。
|