研究課題/領域番号 |
19401003
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
地理学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
吉野 和子 (漆原 和子) 法政大学, 文学部, 教授 (00101329)
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研究分担者 |
白坂 蕃 立教大学, 観光学部, 教授 (40014790)
渡辺 悌二 (渡邉 悌二) 北海道大学, 地球環境研究科, 准教授 (40240501)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2009年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2008年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2007年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | ルーマニア / 南カルパチア山地 / ヒツジの二重移牧 / 土地荒廃 / EU加盟 / 植生の回復 / 移牧 / 社会体制の変革 / 土壌侵食 / 植生の変化 / 国土保全 / 環境変化 / 羊の移牧 / 二重移牧 / EU加盟後の変革 / 草地の林地化 / カルパチア山地 / ロドピ山地 / 零細牧畜業 |
研究概要 |
ルーマニアにおける南カルパチア山脈の北向き斜面では、ヒツジの二重移牧が行われている。社会主義体制の崩壊後、土地荒廃は持続していた。しかし、2005年ごろをピークとし、その後、ヒツジの頭数は減少した。EU加盟後の2007年以降は、土壌侵食が発生した場所においても植物の回復が見られた。二重移牧の夏の宿営地である山頂部においては、草地への樹木の進入が20年前から発生していることがわかった。即ち、山頂部へは、社会主義体制の崩壊直後から、少数のラムだけを連れていくだけになっていたことがわかった。今後は、二重移牧の型が次第に変化し、消滅する可能性があることがわかった。
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