研究課題
基盤研究(B)
19世紀後半における露清関係の変容と日本の北東アジア政策の関係を解明し、次の点で大きな成果を得ることができた。第一に、帝政ロシアは北京条約によって清国から沿海州地域を獲得し、極東の軍事拠点をニコラエフスクからウラジオストックに変更した。このウラジオストックを維持するために帝政ロシアが航行させていた義勇艦隊に対抗して日本の北東アジア航路が整備されていることを解明した。第二に、日露戦争開戦過程における日本の北東アジア政策を解明した。この点については、ロシアの史料を利用しただけでなく、中国および韓国の研究も取り入れることで重層的な国際関係の変容と日露開戦期における日本の北東アジア政策を解明した。
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『世界史のなかの明治維新』講座明治維新(有志社) 第一巻
ページ: 108-137
大谷光瑞とアジア(柴田幹夫編)(勉誠出版)
ページ: 109-131
訪韓学術研究者論文集(財団法人日韓文化交流基金) 10巻
ページ: 63-90
大谷光瑞とアジア
世界史のなかの明治維新
巻: 1 ページ: 108-137
開港都市と日本の近代
ページ: 3-14
東京大学史料編纂所紀要 19号
ページ: 117-126
東京大学史料編纂所紀要 19巻
東京大学史料編纂所研究紀要 20号
近代東北アジアの誕生(左近幸村編)(北海道大学出版会)
ページ: 61-82
環日本海研究年報 15号
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110007608053
『近代東北アジアの誕生』〔論文集〕(北大図書刊行会)