研究課題/領域番号 |
19401044
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
文化人類学・民俗学
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
加藤 隆浩 南山大学, 外国語学部, 教授 (50185849)
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研究分担者 |
高橋 博幸 長崎外国語大学, 外国語学部, 教授 (00249666)
真鍋 周三 兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (70275303)
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連携研究者 |
高橋 博幸 立命館大学, 経営学部, 教授 (00249666)
眞鍋 周三 兵庫県立大学, 経済学部, 教授 (70275303)
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研究協力者 |
友枝 啓泰 国立民族学博物館, 名誉教授
藤井 龍彦 国立民族学博物館, 名誉教授
MILLONES Luis Universidad Nacional San Marcos., Profesor principal
ORTIZ Alejandro Pontificia Universidad Catolica del Peru, Profesor
KAPSOLI Wilfredo Universidad de Ricardo Palma, Profesor
SOLANO Juan Univesidad Nacional del Centro del Peru, Ex-profesor
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2009年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2008年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2007年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | ペルー / 農民社会 / 動態 / 文化人類学 / 再訪 / アンデス山間地域 / 社会変化 / インディヘニスモ |
研究概要 |
ペルー共和国では、先住民が多く暮らす農村部から都市部への大量移住が1950年代に始まった。それに伴い、国の広い部分で漸次的に伝統の拡散現象が生起した。しかも、前世紀末よりグローバル化という問題も出てきた。ただし、これらは、単なる文化の伝播ではなく、地域の社会・文化的状況に適応する形で浸透してきている。その結果、新たな文化の創出だけでなく、既成文化や新たな文化要素のダイナミズムも観察できる。しかし、単にこうした社会や文化の変化を移住とかグローバル化というような原因に還元して分析することは、ペルーの実態に即していない。なぜならば、報告者が、これまで観察してきたところによれば、一つの社会・文化的変数が同じ結果を引き起こすとは限らず、また、逆に、異なる変数が、同じ結果を生むこともある。本研究は、社会・文化的変化とは何かと常に念頭に置き、実証的研究を心掛け、その結果、ペルーにおいて過去30から40年に必ずしもすべての社会・文化的側面で構造的な変化が生起しているとは言えないことが実証できた。
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