研究課題/領域番号 |
19406021
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 海外学術 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
村田 真理子 三重大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (10171141)
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研究分担者 |
及川 伸二 三重大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (10277006)
平工 雄介 三重大学, 医学系研究科, 講師 (30324510)
馬 寧 鈴鹿医療科学大学, 保健衛生学部, 教授 (30263015)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2009年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2008年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2007年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 中国南部 / Epstein-Barrウィルス / 上咽頭癌 / 8-ニトログアニン / 炎症 / 8-ハイドロキシデオキシグアノシン / DNAメチル化 / Ras-related associated with diabetes(RRAD) / がん抑制遺伝子 / エピジェネティック異常 / ubiquitin carboxyl-terminal hydrolase L1(UCHL1) / メチル化特異的PCR / 中国南部地域 / 感染・炎症関連発がん / 誘導型一酸化窒素合成酵素 / 8-oxodG / バイオマーカー |
研究概要 |
Epstein-Barrウィルス感染上咽頭癌(NPC)は中国南部における重要な健康問題である。我々は中国広西医科大学との共同研究により上咽頭癌患者の血清および生検試料を用いて酸化・ニトロ化ストレスによるDNA損傷および発がん機構について検討した。二重蛍光免疫組織染色法により癌部に8-nitroguanineおよび8-oxo-7,8-dihydro-2'-deoxyguanosine(8-oxodG)の強い染色を認めた。また、誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS)の発現を認め、IL-6によるEGFRおよびSTAT3の活性化を介したiNOS発現がDNA損傷を引き起こし、発がんに至ることが示唆された。血清8-oxodGは対照群に比べ上咽頭癌患者で有意に高い値であった。NPC培養細胞および上咽頭癌患者組織においてRas-related associated with diabetes(RRAD)のプロモーター領域のDNAメチル化異常を検出している。これらの知見は上咽頭癌発症予防対策に寄与すると考えられる。
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