研究課題/領域番号 |
19500126
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 九州工業大学 |
研究代表者 |
林 初男 九州工業大学, 大学院・生命体工学研究科, 教授 (00108664)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 嗅内皮質 / 神経回路網モデル / 時系列学習 / 海馬歯状回 / 顆粒細胞モデル / シナプス競合 / STDP学習ルール / シナプス間競合 / LTDウインドウ / 感覚情報統合 |
研究概要 |
嗅内皮質と海馬における時系列学習機構とそれに対する対称と非対称STDP学習ルールの役割を明らかにすることを目的とした。研究の結果、背景雑音の悪影響を受けず、時系列を表す嗅内皮質-海馬ループ回路の連鎖を学習で獲得するには、対称STDP学習ルールが適していることを明らかにした。それに対し、海馬歯状回で匂いなどの付加価値を伴う空間情報を選択するためのシナプス競合や海馬CA3神経回路網に秩序あるニューロン活動の一方向伝搬を起こすには、非対称STDP学習ルールが適していることを明らかにした。これらの結果は、各部位の神経回路構造とそれに適切に対応したSTDP学習ルールを考えて、嗅内皮質と海馬全体の時系列学習機構を明らかにしていくことの重要性を示している。
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