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色覚障害者の視覚特性に基づき自然画像の視認性を改善する色覚バリアフリー化技術

研究課題

研究課題/領域番号 19500490
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 リハビリテーション科学・福祉工学
研究機関独立行政法人産業技術総合研究所

研究代表者

坂本 隆  独立行政法人産業技術総合研究所, 脳神経情報研究部門, 主任研究員 (90357111)

研究期間 (年度) 2007 – 2008
研究課題ステータス 完了 (2008年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワード生物・生体工学 / ディスプレイ / 医療・福祉 / 情報工学 / 脳神経疾患 / バリアフリー / 視覚・色覚障害
研究概要

本研究は、任意の視覚標示物や画像などを対象とし、汎用的に活用できる色覚障害者向け色修正技術を開発することを目的とする。色覚障害者向け色修正技術は、これまでにも幾つかの研究が報告されているが、色数が増えると計算量が爆発して解が求まらなかったり、煩雑な前処理や領域分割を必要としたり、修正された色が不自然に感じられたりするなど、幾つかの欠点があり、これらの解決が課題となっていた。そこで本研究では、画像処理によって視認性を改善する手法を選択し、研究対象とした。画像処理を用いることによって、情報曝発などの不具合とは無関係に処理を進めることができ、高速処理が可能であり、極端な色の置き換えが生じにくいなど、従来手法が抱えていた種々の問題点を解決することが期待される。
平成20年度は画像処理法の開発と被験者実験を実施した。画像処理法については、研究代表者が独自に開発したコントラス改善技術(特許第2866935号)を用いる方法が、平成19年度研究の結果より、著しい視認性改善効果をもたらさないことが明らかになったことから、別の画像処理法(xy色度図上の混同色線と混同色中心を考慮し、混同色線上の色同士をテクスチャ処理によって可視化するアイディアに基づく)を採用することにした。この画像処理法に基づく特許出願を視野に入れ研究を進めたが、間もなく類似アイディアに基づく特許が既に出願されていることが判明したため、当該手法に基づく特許出願は断念した。平成20年度は、その他のエッジ検出アルゴリズムや、色域を変化させる手法など、幾つかの画像処理法を検討した。最終的には混同色線上の色を検出して変化させる画像処理法を採用し、自然画像の視認性改善が実現されるかどうか検討した。また被験者実験を実施し、当該手法の視認性改善効果を確認した。

報告書

(2件)
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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