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重度な知的障害者の水泳指導研究-シンクロ的泳ぎの導入による遠泳学習への効果-

研究課題

研究課題/領域番号 19500536
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 スポーツ科学
研究機関和歌山大学

研究代表者

原 通範  和歌山大学, 教育学部, 教授 (00108002)

研究期間 (年度) 2007 – 2009
研究課題ステータス 完了 (2009年度)
配分額 *注記
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2009年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2008年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード行動制御の重度な知的障害 / 水泳 / 遠泳 / シンクロ的泳ぎ / アフォーダンスによる潜りと呼吸動作 / 泳げた遠泳が泳げなくなった / 泳ぎを拒否する要因 / 泳ぐ動因の停滞 / 輪くぐり / プカプカポール / 泳ぐ十分な空間場の確保 / 情動と生活感情 / 人間の総合的機能と泳ぎとの関係 / 比較対象者 / 潜ってパッ / 随行するリーダー / 軽い身体補助 / 発達の最近接領域 / 浮き身 / 息つぎ / 環境的要因 / プールでの泳ぎの変容 / 動作経過の印象分析 / シンクロ / めだかの兄妹 / 「潜って、パッ」 / 上向きに浮く動作 / 顔をつけて泳ぐ動作
研究概要

本研究の目的は,重度な知的障害者A:GOちゃんが,3年間のプールでのシンクロを中心とした水泳指導を通じて海での遠泳を獲得できるかどうかを確認することにあった。得られた成果は次の通りである。(1)2008年度夏の遠泳においては,ほぼ全コースを一定の休憩を取りながら泳ぎ通すことができるようになった。(2)しかし,その翌年(2009年度夏)はほとんどのところを泳がず,最後の約30mをようやく泳ぐことができたという結果となってしまった。
以上2点の結果を通じて,以下3点を考察した。(1)障害特性として,自閉傾向があり,知的障害,行動面で重度な障害を有する広汎性の発達障害であること。(2)前頭葉機能としてのワーキングメモリーにおける問題が大きいこと。(3)泳ぎの運動を持続的に行えるためには,呼吸法のアフォーダンスを誘発するポールくぐりの運動課題とシンクロ的泳ぎを併用して行うことが重要であること。

報告書

(4件)
  • 2009 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2008 実績報告書
  • 2007 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2010

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 重度な知的障害者への水泳指導研究(2)-好調だった前年の遠泳の成果が翌年になぜ引き継がれないのか-2010

    • 著者名/発表者名
      原通範
    • 雑誌名

      和歌山大学教育実践総合センター紀要 NO.20

      ページ: 12-12

    • NAID

      110007975331

    • 関連する報告書
      2009 研究成果報告書
  • [雑誌論文] 重度な知的障害への水泳指導研究(1)-シンクロ的泳ぎの導入が遠泳の泳ぎにどう影響しているか(2007年と2008年遠泳時の泳ぎの分析から)2010

    • 著者名/発表者名
      原通範
    • 雑誌名

      和歌山大学教育学部紀要(教育科学) 第60集

      ページ: 43-53

    • 関連する報告書
      2009 研究成果報告書
  • [雑誌論文] 重度な知的障害者への水泳指導研究(1)-シンクロ的泳ぎの導入が遠泳の泳ぎにどう影響しているか(2007年と2008年遠泳時の泳ぎの分析から)-2010

    • 著者名/発表者名
      原通範
    • 雑誌名

      和歌山大学教育学部紀要-教育科学- 第60集

      ページ: 43-53

    • NAID

      110007569773

    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 自閉傾向のある重度な知的障害者の遠泳時の泳ぎの分析(2)~「泳げる」と「泳げない」をくり返すaくんの事例検討~2010

    • 著者名/発表者名
      原通範
    • 学会等名
      日本発育発達学会第8回大会
    • 発表場所
      山梨大学
    • 年月日
      2010-03-28
    • 関連する報告書
      2009 研究成果報告書
  • [学会発表] 自閉傾向のある重度な知的障害者の遠泳時の泳ぎの分析(2)-「泳げる」と「泳げない」をくり返すAくんの事例検討-2010

    • 著者名/発表者名
      原通範
    • 学会等名
      日本発育発達学会第8回大会
    • 発表場所
      山梨大学
    • 年月日
      2010-03-28
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [学会発表] 自閉傾向のある重度な知的障害者の遠泳時の泳ぎの分析~息つぎ時と潜り時の時間的関係を手がかりに他の自閉症者との比較を試みる~2010

    • 著者名/発表者名
      原通範
    • 学会等名
      大阪体育学研究(50周年記念大会)
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2010-03-22
    • 関連する報告書
      2009 研究成果報告書
  • [学会発表] 自閉傾向のある重度な知的障害者の遠泳時の泳ぎの分析-息つぎ時と潜り時の時間的関係を手がかりに他の自閉症者との比較を試みる-2010

    • 著者名/発表者名
      原通範
    • 学会等名
      大阪体育学会第48会大会
    • 発表場所
      関西大学
    • 年月日
      2010-03-22
    • 関連する報告書
      2009 実績報告書
  • [図書] 重度な知的障害者の水泳指導研究-シンクロ的泳ぎの導入による遠泳学習への効果-2010

    • 著者名/発表者名
      原通範
    • 総ページ数
      42
    • 出版者
      平成19年度~平成21年度科学研究補助金・基盤研究(c)成果報告書
    • 関連する報告書
      2009 研究成果報告書

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公開日: 2007-04-01   更新日: 2016-04-21  

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