研究分担者 |
福井 道明 京都府立医科大学, 大学院・医学研究科・内分泌・代謝内科学, 講師 (30247829)
長谷川 剛二 京都府立医科大学, 大学院・医学研究科・内分泌・代謝内科学, 講師 (00295643)
香西 はな 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学部, 講師 (00382242)
宮谷 秀一 大阪府立大学, 総合リハビリテーション学部, 教授 (50137311)
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研究概要 |
糖尿病患者を対象に,節約遺伝子,血圧が上がりやすい食塩感受性遺伝子および動脈硬化に関連する遺伝子多型を解析し,遺伝子診断を応用したテーラーメイド栄養指導を行い臨床データの変化を調べた。介入後血糖コントロールの改善,血圧,血清脂質の低下がみとめられた。実施した指導内容は,野菜の摂取量を増やし,塩分,炭水化物,コレステロールの摂取量を減らすもので,糖尿病,高血圧,脂質異常症の食事療法と共通するものであった。対象者のほとんどが節約遺伝子および食塩感受性遺伝子多型を保有していたことから, 2型糖尿病患者の栄養指導においては,これら遺伝子の存在を考慮しつつ,食生活や喫煙などに対する指導が重要であることが示唆された。
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