研究課題/領域番号 |
19500624
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用健康科学
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研究機関 | (独)国立健康・栄養研究所 |
研究代表者 |
笠岡 宜代 (坪山 宜代) (独)国立健康・栄養研究所, 国際産学連携センター国際栄養プロジェクト, プロジェクトリーダー (70321891)
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研究分担者 |
饗場 直美 独立行政法人国立健康・栄養研究所, 栄養教育, プログラムリーダー (50199220)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 肥満 / タウリン / 代謝 / エネルギー消費 / 脂肪細胞 |
研究概要 |
タウリンと肥満の関連を明らかにするため、タウリン合成系の律速酵素システインジオキシゲナーゼ(CDO)に着目し研究を行った。抗肥満モデル動物(魚油群および共役リノール酸添加群)においては脂肪細胞のサイズが有意に小型化し、同時にCDOのmRNA発現量は増加傾向を示した。一方、高脂肪食を摂取し脂肪細胞が大型化したマウスの脂肪組織でのCDO発現量は減少していた。さらに、CDOのcDNAを脂肪組織特異的に2-3倍過剰発現させたトランスジェニックマウスを作成した(FAT-CDO、Aライン)。FAT-CDOトランスジェニックマウスの血中のタウリンレベルは、野生型マウスとの間で有意差は認められなかった。また、普通食下における体重、脂肪組織重量にもトランスジェニックマウスで減少は認められなかった。 さらに、マウスで認められた肥満状態におけるタウリン欠乏状態がヒトにおいても認められるか否か検討した。ヒト肥満者44例の血清タウリンレベルを測定したところ、肥満の程度と血中タウリンレベルには相関関係は認められなかった。しかしながら、肥満治療後の血中タウリンレベルは治療前に比べ軽度に高値を示す傾向が認められた。 以上の結果から、脂肪組織のタウリン合成は肥満の程度と関連する可能性が示唆されたが、タウリンが脂肪組織におけるタウリン合成の増加がどの程度肥満改善に寄与しているのか十分に明らかには出来なかった。また、ヒト肥満者でのタウリン欠乏状態に関しては今後BMIが低い集団との比較において明らかにしていく必要がある。
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