研究課題/領域番号 |
19500851
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 国立情報学研究所 |
研究代表者 |
古山 宣洋 国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (20333544)
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研究分担者 |
三島 博之 (三嶋 博之) 早稲田大学, 人間科学学術院, 准教授 (90288051)
鈴木 健太郎 札幌学院大学, 人文学部, 准教授 (10308223)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | マイクロスリップ / 教示 / 発話 / 自発的身振り / ヒューマン・インタフェース |
研究概要 |
近年、自発的身振りと発話の共起関係に着目した心理言語学的な研究により、自発的身振りが教示や物語の説明における発話の産出・理解に大きく寄与することが示されてきた。しかしながら、発話と身振りの協調関係は常に安定しているわけではなく、ときに淀みが生じる。その原因として、発話のテンポ、説明する内容の複雑性、敬語表現など、聞き手の理解度や立場などによって変えなければならない表現上の複雑性、聞き手との「間」が合うかどうかなど、種々の要因が考えられるが、自発的身振り、または自発的身振りと発話との協調が非流暢になる過程、非流暢な状態から流暢な状態へ再組織化される過程に関する体系的な記述、ならびに、それらの基底にどのような機構があるのかについての仔細な検討はいまだ十分にはなされていない。本研究は、教示場面において観られる教示者の自発的身振りに、行為における微細な淀みとして知られるマイクロスリップが出現するかどうかを確かめ、その生起条件について、教示場面を構成する諸要因の検討、ならびに自発的身振りと具体的な発話内容との関係に踏み込んだ心理言語学的な解析をし、教示場面における相互行為を組織化する機序を明らかにすることを目的として実施した。その結果、身振りにもマイクロスリップは多数観察された。特に、聞き手の位置(左・中央・右)、ならびに発話内容の複雑さによるマイクロスリップの生起頻度に違いが認められた。これらの成果については、近日国内外の学術会議で発表され、また学術論文に投稿していく予定である。
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