研究課題/領域番号 |
19510199
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
基礎ゲノム科学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
池田 たま子 自治医科大学, 医学部, 助教 (10406035)
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研究分担者 |
花園 豊 自治医科大学, 医学部, 教授 (70251246)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2008年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ES細胞 / 再生医学 / 遺伝子治療 / カニクイザル / ROCK阻害薬 / ERas / サルES細胞 / ROCK阻害剤 / GFP / ROSA26 |
研究概要 |
高い増殖能と分化能をもつES細胞は、移植治療への応用が期待されている。その為の効率の良い分化方法や遺伝子導入には、恒常的遺伝子発現部位の発見と移植細胞の純化法の確立が必要となる。始めに、「遺伝子導入部位」についての検討を行った。マウスES細胞株(ROSA26)は、未分化状態~三胚葉分化後も、ROSA部位の発現は低下しない。しかし、霊長類ES細胞では、ROSAの様な恒常的遺伝子発現部位がみつかっていない。そこで、恒常的遺伝子発現部位をもつ細胞を探索し、恒常的発現部位を検討することを試みた。しかし、恒常的発現サルES細胞株からの発現部位を同定したが、恒常的発現部位の特定には至らなかった。次に、「ES細胞の純化法」について検討を行った。純化を行う為には、単細胞培養が必須である。サル・ヒトES細胞は、単細胞継代すると効率にアポトーシスを起こすことが知られている。一方、マウスES細胞は、サル・ヒトES細胞に比べて増殖能が高く、単細胞継代が可能である。そこで、ROCK阻害薬の効果が、サルES細胞でも応用できるかどうかを検討した。その結果、サルES細胞は、ROCK阻害薬の使用により、単細胞培養が可能であることを発見した。さらに、マウスとサルES細胞の違いを検討することを試みた。ヒトES細胞・体細胞では発現がしないが、マウスES細胞のみに発現が認められる「ERas遺伝子」に着目した。マウスでは、ERas遺伝子は個体発生やES細胞の未分化性維持には関与しないもののES細胞にのみ発現し、ES細胞の増殖性に関与する。しかし、サル細胞・組織におけるERas発現は、調べられていない。そこで、カニクイザルにおけるERasの発現を調べた。その結果、ERas遺伝子の発現は、カニクイザルES細胞・体細胞では発現していることを発見した。さらに、ERas遺伝子の細胞増殖能を調べた結果、増腫瘍性に関係無いことがわかった。
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