研究課題/領域番号 |
19510273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
川島 慶子 名古屋工業大学, 工学研究科, 准教授 (20262941)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | パリアカデミー / ジェンダー / ロシアアカデミー / ボローニャアカデミー / 18世紀科学啓蒙 / 王立協会 / 女性の科学翻訳 |
研究概要 |
啓蒙時代の科学アカデミーと女性という主題を考えるに当たっては、科学アカデミーへの女性たちの直接、間接両方の参加について考慮した。特に後者の視点を重視した。その理由は、間接参加を外したとたんに、その研究は従来の研究によくある「歴史における女性の不在」をなぞるだけに終わってしまうからである。したがってロシア科学アカデミーの院長となったダーシコワのような特例の扱いには、特に注意した。なぜなら、当時の多くのアカデミーが彼女を名誉会員に任命したその寛容さを、決して同胞の女性たちや、本当に科学研究をしていたデュ・シャトレのような女性たちに向けては示さなかったからである。こうした状況は、じつは現在でも存在するジェンダー・バイアスの例である。したがって、本研究の成果は、ひとり18世紀研究に貢献するものでなく、現在の女性と科学をめぐる諸状況に適応できる現代的成果をもつものである。
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