近代沖縄における離島女性の労働実態について、特に1930~1940年代の八重山諸島を中心に、当時の統計資料、新聞・雑誌記事、個人証言、インタビューなどを整理した。また、この地域・この時代に特徴的な台湾との間の移動労働、前近代から継続する女性差別、沖縄・離島に対する社会的偏見・蔑視の関係から考察し論文を執筆した。収集した資料を中心に、データベースを作成し、近代沖縄女性史、ジェンダーと女子労働、東アジア国際関係学の視点から本課題について更に考察する今後の課題に向けて基盤となる調査・資料整理を行なった。
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