研究課題/領域番号 |
19520005
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
哲学・倫理学
|
研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
宇佐美 公生 岩手大学, 教育学部, 教授 (30183750)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2010
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2010年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 道徳形而上学 / 道徳的自然主義 / 自律 / 定言命法 / 内在主義 / 道徳の基礎付け / 弁証論 / 理性の自然的性向 / カント / ヒューム / 適法性批判 / 倫理学 / 自由意志 / 道徳の形而上学 / 無制約者 / 自然主義 / 道徳の自然化 / 虚構としての責任 / 公益説 / 自由 / 脳科学 / 進化論的倫理学 / 合理性 |
研究概要 |
生態学や脳科学など現代の人間諸科学の成果をふまえた新たな道徳的自然主義が、道徳性の生成を説明する上で有効であることを確認しながら、他方でそれが「よい生」にとって本質的な要素を毀損しかねないことを明らかにした。そして「よい生」の本質を保持し、道徳的な善さを有意味なものにするために、道徳形而上学を再構築することが必要であり、そのために道徳的自然主義を許容しつつも、理性の弁証論的性格を基礎に据えたカントによる道徳形而上学の基礎付けの試みが、現代においても有効に機能しうることを明らかにした。
|