研究課題/領域番号 |
19520058
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
印度哲学・仏教学
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研究機関 | 国際仏教学大学院大学 (2008) 神戸国際大学 (2007) |
研究代表者 |
松村 淳子 国際仏教学大学院大学, 仏教学研究科, 教授 (10239080)
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研究分担者 |
原 實 東洋文庫, 研究部, 東京大学名誉教授 (40011283)
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連携研究者 |
原 實 東洋文庫, 研究部, 東京大学名誉教授 (40011283)
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研究協力者 |
清水 洋平 名古屋大学, 学術振興会, 特別研究員
KIEFFER Pulz ドイツ・ハレ大学, 講師
GRUNENDAHL Reinhold ドイツ・ニーダ-ザクセン州および大学, 図書館専門研究官
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 仏教学全般 / パーリ仏教 / 上座仏教 / マハーボーディヴァンサ / 中世シンハラ語 / スリランカ / 菩提樹 / パーリ語 / シンハラ・ボーディヴァンサ / シーハラ・アッタカター / 中世シンハラ文献 |
研究概要 |
19世紀末にローマ字版がパーリ文献協会から出版されながら, その後の研究も翻訳もほとんど無かった『マハーボーディヴァンサ』(大菩提樹史) について, その解読の助けとなる中世シンハラ語による資料を収集し, その梗概を把握して学会や論文で発表した.また, これらの資料のうち特にパーリ語本文の解読にもっとも重要と考えられたシンハラ語版『シーハラ・ボーディヴァンサ』(14世紀) の第1章本文をユニコード・フォントによりデジタル化してHP上に公開するとともに, パーリ語本文の解読を試みた結果, 中世期スリランカのパーリ文献が, 失われたシーハラ・アッタカターの伝統を受け継いでいると見られる独自の内容を含むことと, また時に顕著な大乗仏教的な要素が見られることを確認した.研究の結果, これまでその評価がなおざりにされていた, 当該文献の価値の再確認とスリランカ上座仏教研究史上での位置付けを行い, パーリ文献研究における中世シンハラ資料の価値と有用性を確認することができた.
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