研究課題
基盤研究(C)
ゲヴァルト(主体の支配・統御に関わる暴力)とヴァイオレンス(主体の統御を超えてほとばしる暴力)がどう絡みあっているかについて、本研究では主にC・シュミットの〈主権〉論、M・ホルクハイマー/TH・W・アドルノの〈ミメーシス〉論等を手がかりに検討した。その結果、水平的で互恵的な近代の社会関係のなかから包摂/排除の〈暴力〉が生み出されるとみるCh・テイラーの〈社会的想像〉論が、一定の理論的有効性をもつことを確認することができた。
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