研究課題/領域番号 |
19520078
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
竹島 あゆみ 岡山大学, 大学院・社会文化科学研究科, 准教授 (70273951)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 哲学 / 法 / 社会 / 政治 / 歴史 / ヘーゲル / シュミット / 歴史哲学 / カール・シュミット / チャールズ・テイラー / 神の国 / 自然法 / 社会契約 / 法哲学 / 国家 |
研究概要 |
本研究の成果はまず、西洋政治思想史のうちに、「法」の特権的な優越性を守ろうとする立場と、「法の外部」の重要性を強調する立場との対立を見て取ったことにある。そのさい我々は第一に、両方の立場を捉えたヘーゲルの政治思想に着目した。第二にカール・シュミットのいう「政治的なもの」の概念を批判的に受容し、そして援用することで、西洋政治思想史全体を「法」と「その外部」との対立的で補完的な関係として読み解いた。そしてそれを通じて、現代において我々自身が直面する「政治的なもの」を理解し、制御することには固有の困難さがあることを示した。
|