研究課題/領域番号 |
19520129
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本文学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
仁平 道明 和洋女子大学, 言語・文学系, 教授 (00042440)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 『伊勢物語』 / 『源氏物語』 / 国文学 / 定家 / 定家本 / 平安朝物語 / 本文 / 校訂 |
研究概要 |
本研究は、平安朝物語特に『伊勢物語』と『源氏物語』について、現在諸書がそれによっている藤原定家が校訂を加えて生まれた本文と、定家が校訂を加えていないと考えられる本文とを比較し、定家校訂以前の本文の形と、定家が校訂を加えて本文を形成していく機構を明らかにすることを企図したものであった。特に、古筆切の調査によって、鎌倉時代の伝衣笠家良筆の断簡等の本文が従来知られている諸系統の本文とかなり異なっているなど、『伊勢物語』の本文が多様なものであったことが確認され、定家がその中から選択した一部のものについて、仮名遣い等を改める程度の最小限の本文校訂を加えるにとどめた可能性が考えられることが明らかになった。
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