研究課題
基盤研究(C)
18世紀後半に、主として知識人によって書かれた初期読本を、様々な観点から検討し、次のような新しい知見を得た。漢学を知識基盤とする作者が書いた和漢混淆文の作品は、近世初期の朱子学者の歴史論からの影響が強く、国学を知識基盤とする作者が書いた和文の作品は、彼らにとって、随筆や紀行・書簡などと並ぶ、多様な和文創作の試みの一つとして考えられていた。また、作者の世代が下るに従って、作品から思想的なテーマが減少し、構成を重視した娯楽性が強くなって行く。
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日本研究 13号
ページ: 117-137
国文学解釈と鑑賞 75巻、3号
ページ: 63-70
国文学解釈と鑑賞 75巻3号
ページ: 163-170
文学 10巻、1号
ページ: 43-56
蕪村全集月報9 講談社刊
ページ: 9-12
Koreana 16巻、4号
ページ: 80-81
秋成文学の生成(森話社刊)
ページ: 51-70
国語と国文学 85巻、5号
ページ: 72-82
文学 8巻3号
ページ: 26-38
日本学研究 第22輯
ページ: 5-21