研究課題/領域番号 |
19520190
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
藤田 恭子 東北大学, 大学院・国際文化研究科, 准教授 (80241561)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2009年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ディアスポラ / マイノリティ / ホロコースト / ナショナリズム / ルーマニア / ウクライナ / ドイツ / ユダヤ / ブコヴィナ / ドイツ語 |
研究概要 |
旧ハプスブルク帝室直轄領ブコヴィナは、第一次世界大戦後にルーマニア領となり、第二次世界大戦中のホロコーストを経た後、北部はソ連邦ウクライナ領、南部はルーマニア領に分断された。この地域出身のユダヤ系ドイツ語詩人は戦後、離散した。ナショナリズムやナチズム、反ユダヤ主義が高揚するなか、彼らは政治的にも文化的にも多重的に周縁化された経験を踏まえて詩作を続けたが、長い間正当に評価されず、彼らに関する一次資料も離散先に散在している。本研究では、ルーマニアやドイツに散在する未公刊の一次資料を確認した。そのうえで、20世紀の政治的社会的激動のなか、様々な意味で周縁的位置にあることを強いられたこれらの詩人たちが、その状況とどのように対峙し、独自の文学的表象へと結晶させていったのかを解明した。
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