研究課題/領域番号 |
19520200
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
金沢 美知子 (金澤 美知子) 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (60143343)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ロシア / ヨーロッパ / 18世紀 / 書簡体小説 / 手紙 / フョードル・エミン / ニコライ・カラムジン / ドストエフスキー / センチメンタリズム / ロマン主義 / カラムジン / エミン / 小説の技法 |
研究概要 |
18~19世紀初頭のロシア社会においては「手紙の文化」が著しく発達し、手紙の書き方についての書物、書簡形式の学術的文章、知識人の私文書としての手紙が数多く公刊された。また、ロシアの初期の書簡体小説の分析を通して、書簡の形式によって日常的現実を様式化しようとする作家の方法意識が明らかになった。「手紙」は「現実」(即ち生活)の風景から「虚構」(即ち文学)の様式へと発展し、この変化のプロセスが近代ロシア文学の成立に大きな役割を果たしたのである。
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