研究課題/領域番号 |
19520214
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
奥田 敏広 京都大学, 人間・環境学研究科, 教授 (60194495)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2011
|
研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2010年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 聖人伝説 / ワーグナー / 近代の愛 / 中世伝説 / 聖人 / ゴットフリート・ケラー / コーゼガルテン / 近代リアリズム / 奇跡 / 悪魔 / 英雄伝説 / 近代 / ヴァーグナー / ニーベルング伝説 / 愛 / 中世 / マルクス / 資本主義 / タンホイザー / 伝説 / アンデルセン / 自伝 / エリーザベト / 近代芸術 / 聖エリーザベト / リスト / 19世紀 / カトリック / 演出 |
研究概要 |
欧米近代は合理主義と科学技術の時代と考えられがちであるが、中世伝説が時代遅れな過去の遺物として打ち捨てられていたわけではない。多くの芸術家が中世の英雄伝説や聖人伝説を素材として活用している。しかもそれは、通説となっているような、後ろ向きの復古主義的な目的でもなければ、偏狭な国粋主義的目的のためばかりではない。そこには、宗教や共同体からエロス的な「近代の愛」へという、換骨奪胎ともいうべき、変質には違いないがまた継続性も見られる関係が存在することを、中世に成立したタンホイザー伝説をめぐって具体的に明かにした。
|