研究課題/領域番号 |
19520240
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ語系文学
|
研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
寺田 光徳 熊本大学, 文学部, 教授 (10155468)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2009年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2008年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 結核 / 梅毒 / アルコール中毒 / 自然主義文学 / ゾラ / アブー / ゴンクール兄弟 / 社会病 / バルザック / デュマ、フィス / ミュルジェール / ルーゴン=マッカール叢書 / 『居酒屋』 |
研究概要 |
平成19年度はアルコール中毒についてゴンクール兄弟の『ジェルミニー・ラセルトゥー』(1865)およびゾラの『居酒屋』(1877)を研究し、後者を論じた論文を執筆した。平成20年度の研究主題に取り上げた結核については、19世紀後半の1882年にコッホによる結核菌の発見という病理学上の重大な転機があったので、結核病因論の確立の前後を比較することは研究上不可欠なことであった。そこで19世紀前半のバルザックやデュマ・フィスなどの小説からはじめて、結核菌発見の前後の時期を覆うゾラの「ルーゴン=マッカール叢書」を詳しく検討した。そして19世紀前半の文学作品中の結核に関する研究論文を執筆・公表した。最終年度の平成21年度は19世紀後半の文学作品に関する結核について研究論文を執筆するとともに、「ルーゴン=マッカール叢書」の梅毒についても研究をした。また21年度末には3年間の研究成果を報告論文の形でまとめて発表した
|