研究課題/領域番号 |
19520436
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
石井 透 明治大学, 文学部, 教授 (30193254)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 生成文法 / 統語理論 / 比較統語論 / 位相 / 移送 / 極小モデル / 韻律構造 / 再帰代名詞 / かき混ぜ規則 / 軽動詞 / 照応形 |
研究概要 |
本研究では、生成文法の最新の枠組みである「極小モデル」において、重要な概念の一つである「位相」を取り扱った。「位相」は、計算操作が段階を追って循環的に行われる際の単位としての役割と共に、音声形式と意味形式へとそれぞれ「PF移送」及び「LF移送」という操作によって、情報を送る単位としての役割も持つ。「位相」はChomsky(2000)によって提案され、Chomsky(2001,2004,2005,2006)によってさらに発展した概念であるが、そこでは、「位相」となるのは意味的に命題である範疇、すなわちCP(補文辞句)とvP(軽動詞句)であると主張されている。さらに、「PF移送」と「LF移送」は常にCPとvPのレベルで同時に適用されると主張されている。しかし、「PF移送」と「LF移送」は別個の操作であるので、同時に適用されなければならないというアプリオリな理由は存在しない。そこで本研究では、「PF移送」と「LF移送」が派生の別段階で適用されると考え、この仮定により、様々な言語現象の原理的説明が可能であることを示した。
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