研究課題/領域番号 |
19520533
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 神戸海星女子学院大学 |
研究代表者 |
山内 真理 神戸海星女子学院大学, 現代人間学部, 講師 (40411863)
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研究分担者 |
桐谷 滋 神戸海星女子学院大学, 現代人間学部, 教授 (90010032)
小野 礼子 神戸海星女子学院大学, 現代人間学部, 教授 (80411859)
石原 敬子 神戸海星女子学院大学, 現代人間学部, 教授 (30411854)
村上 正行 京都外国語大学, マルチメディア教育研究センター, 准教授 (30351258)
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連携研究者 |
村上 正行 京都外国語大学, 准教授 (30351258)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Moodle / eラーニング / ブレンド型授業 / 教育実践 / 教材開発 / 自律学習 / 学力格差 / 英語 / 教育学 / LMS / Moodl / Blended Learning / ICT活用 / 学習者の自律 |
研究概要 |
本研究では、授業内の学力格差に対応する授業方式として、オープンソースの学習管理システムであるMoodleを対面授業に組み込むブレンド型授業を実践し、教材開発・学習活動の組み立てについて検討を重ねた。Moodleを利用したブレンド型授業には、以下5点を含む様々な長所が確認された:(1)習熟度に応じた選択課題の提供が容易である、(2)画像やスライドショー等の活用が容易である、(3)ウェブツールとの併用が容易であり、創造的・協調的な学習活動の促進に役立つ、(4)学習の経過・成果の保存・共有が容易であり、動機づけや自己モニタリングの助けとなる、(5)対面時やウェブ上で活動状況を確認しながら教材・提示方法を調整・改良できる、(6)教材・資料・作品等の管理と再利用が容易である。 これらの長所を活かし、ドリル型課題のための「小テスト」利用、協調学習促進や学習経過のモニタリングのための「フォーラム」利用、発信活動の促進のための外部ツールの併用等、目的に見合った機能やツールを、学習ニーズの違いや教員の労力も勘案して柔軟に組み合わせることで、Moodleは様々な科目で学習者・教員の双方にとって強力な味方となりえる。加えて、個別指導や学習方略指導を授業に組み込むことにより、未熟な学習者の自律学習支援を強化でき、知識・技能の向上、学習動機の維持の両面で教育効果をあげることができた。最終年度にはチーム・ティーチングにMoodleを利用し、教員間の連携面での有効性も認められた。 Moodleは教員・授業単位でも活用できるツールであるが、特に「小テスト」の作成にかかる初期労力が大きい。問題作成管理の効率化を図る手段の一つとして、データベースを利用したソフト開発に着手し、最終年度にプロトタイプを公開した。また、オリジナル教材として、リズム指導を効果的に行うための学習プログラムを試作し、Moodleへの組み込みを行った。
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