研究課題/領域番号 |
19520548
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
史学一般
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
水谷 智 同志社大学, 言語文化教育研究センター, 講師 (90411074)
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研究分担者 |
平野 千果子 武蔵大学, 人文学部, 教授 (00319419)
有満 保江 同志社大学, 言語文化教育研究センター, 教授 (20097075)
三ツ井 崇 同志社大学, 言語文化教育研究センター, 准教授 (60425080)
永渕 康之 名古屋工業大学, 工学研究院, 教授 (30208045)
松久 玲子 同志社大学, 言語文化研究教育センター, 教授 (40239075)
板垣 竜太 同志社大学, 社会学部, 准教授 (60361549)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2008年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 植民地帝国 / 日本 / ヨーロッパ / 比較 / 植民地近代性 / 植民地主義 / 混血 / 多文化主義 / 人種主義 / 文化 / 記憶 / 近代 / 教育 / 伝統の創造 / 医療・衛生 / 帝国 / アジア・アフリカ / 東アジア |
研究概要 |
本共同研究では、日本(朝鮮、台湾、沖縄等)とヨーロッパ(イギリス、フランス、オランダ、スペイン、ドイツ等)の植民地史を、「医療」「官僚制」「人種主義」といった<近代性>の問題系に属する主題を軸に再検討した。植民地主義をグローバルな文脈で共同研究するにあたっての<比較>の必要性と危険性の両方に十分に注意を払いながら、様々な支配経験に関する実証研究を突き合わせ、相互参照を可能にする枠組および概念の創出を目指した。その結果、近年の植民地研究の鍵となっている「植民地近代性」(colonial modernity)の概念の可能性と限界が明らかになった。また共同討議の過程で、議論の対象とした植民地帝国のそれぞれが、他国との<比較>によって自国の支配を正当化し統治政策を策定していた歴史像が浮かび上がってきた。<比較>それ自体を歴史研究の対象として主題化し、植民地主義の一部としてそれを根底的に検証し直す必要性が理解されるに至ったのことも、本研究の重要な成果の一つである。
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