研究課題/領域番号 |
19520610
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
東洋史
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
永田 雄三 財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (20014508)
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研究分担者 |
江川 ひかり 立命館大学, 文学部, 教授 (70319490)
高松 洋一 東京外国語大学, アジア・アメリカ言語文化研究所, 研究員 (90376822)
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連携研究者 |
江川 ひかり 明治大学, 文学部, 教授 (70319490)
高松 洋一 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (90376822)
吉田 達矢 東洋大学, アジア文化研究所, 客員研究員 (10409443)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 「近代化」 / 異文化接触 / 演劇 / イスタンブル / 正劇 / ヴァラエティ / カラギョズ / オルタオユヌ / カント / コメディ / トゥルーアート / 世紀末 / コメディア・デラルテ / 「正劇」 / 東洋史 / 比較文学 / 演劇史 / 伝統演劇 |
研究概要 |
本研究は、トルコの「近代化」過程において生じた伝統と西洋近代との異文化接触による文化変容の実態を、演劇活動を事例として明らかにすることを目的としている。トルコの伝統演劇は、東は古代中国に起源を持つ東南アジア・インドの影絵芝居、西は古代ギリシア-ローマ以来のヨーロッパ諸地域における「ミモス劇」などの影響を受けて成立した。このトルコの伝統演劇の基本的な性格は喜劇性・即興性・音楽性という三つの要素に求めることができる。西洋演劇の受容については、シェイクスピア劇に代表される「正劇」部門とヴォードヴィルなどの「ヴァラエティ」部門とに分けることができる。このうち、後者すなわち「ヴァラエティ」演劇は、上に述べたトルコの演劇と共通な性格を持っている。このことが、トルコの西洋演劇受容において「正劇」部門よりも、むしろ「ヴァラエティ」部門が成功した理由である。
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