研究課題/領域番号 |
19520644
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 武蔵大学 |
研究代表者 |
踊 共二 武蔵大学, 人文学部, 教授 (20201999)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 近世 / スイス / ドイツ / 宗教改革 / 宗派化 / 民衆文化 / 社会的規律化 / 近世史 / ルツェルン / 魔術 / 亡霊 / 占い |
研究概要 |
本研究では、スイス、ルツェルン山岳部の古い民間信仰の世界(亡霊・ドラゴン・地の精・占い・魔術など)に関する資料を現地で収集、その宗教世界の細部を検証し、それらが16~17世紀の体制教会による教義の統一化(宗派化)の時代をくぐり抜け、啓蒙の時代(18 世紀)の科学者たちの批判にも耐え、19 世紀、ロマン主義の時代に息を吹き返し、20 世紀には国際情勢(第二次大戦期のドイツとの対立)による方言の再評価(標準ドイツ語への反感と郷土の古い言語の見直し)とも結びつき、宗教性を失った伝説の形で継承されてきたことを明らかにした。
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