第二次世界大戦下のオシラサマ信仰と民間巫者

• 研究課題/領域番号: 19520691
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 文化人類学・民俗学
• 研究機関: 弘前大学
• 研究代表者: 山田 嚴子 弘前大学, 人文学部, 准教授 (20344583)
• 研究期間 (年度): 2007 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円); 2009年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2007年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
• キーワード: ナショナリズム / フォークロリズム / オシラサマ / 民間巫者 / 戦争と民俗 / 危機のフォークロア

研究概要

第二次世界大戦下のオシラサマ信仰と民間巫者の活動を、戦前の影響と戦後の動向を考慮に入れながら調査した。その結果、以下のことが明らかとなった。(1)津軽地方では、明治以降、オシラサマは寺社信仰との関わりで信仰されてきた。(2)戦時中に民間巫者は「英霊」の口寄せを行っており、このような巫者たちは、1970年代に、新たな形で注目を受けていた。

研究成果

• [雑誌論文] 巫女と戦争-東北における危機のフォークロアー (2009)
  • 著者名/発表者名: 山田嚴子
  • 雑誌名: 国文学 解釈と鑑賞 72-3 ページ: 147-155
• [雑誌論文] 安代地区における民俗研究の課題 (2008)
  • 著者名/発表者名: 山田厳子
  • 雑誌名: 八幡平市博物館紀要(八幡平市博物館編・発行) 開館10周年記念号 ページ: 14-21
• [雑誌論文] 「試される母」-近代における異常出生譚の受容と展開- (2008)
  • 著者名/発表者名: 山田 嚴子
  • 雑誌名: 口承文芸研究 31 ページ: 150-156
  • 査読あり
• [雑誌論文] 巫女と戦争―東北における危機のフォークロア― (2007)
  • 著者名/発表者名: 山田厳子
  • 雑誌名: 国文学解釈と鑑賞 73巻8号 ページ: 147-155
• [雑誌論文] 青森県における仏教唱導空間と習谷-「女の正月」と地獄絵の開帳- (2007)
  • 著者名/発表者名: 山田 嚴子
  • 雑誌名: 国文学 解釈と鑑賞 72-10 ページ: 165-174
• [学会発表] 「世間」の変貌と「語り」-戦中戦後の巫女をめぐって- (2010)
  • 著者名/発表者名: 山田厳子
  • 学会等名: 日本口承文芸学会例会シンポジウム「今、『世間』を問う」
  • 発表場所: 國學院大学
  • 年月日: 2010-03-20
• [学会発表] 「世間」の変貌と「語り」-戦中戦後の巫女をめぐって- (2010)
  • 著者名/発表者名: 山田嚴子
  • 学会等名: 日本口承文芸学会
  • 発表場所: 國學院大学(東京都)
  • 年月日: 2010-03-20
• [図書] 第二次世界大戦下のオシラサマ信仰と民間巫者 (2010)
  • 著者名/発表者名: 山田厳子
  • 総ページ数: 47
  • 出版者: 弘前大学
• [図書] 日本語と英語で読む津軽学入門 (2008)
  • 著者名/発表者名: 山田厳子
  • 出版者: 弘前大学出版会