研究課題
基盤研究(C)
「アンチコモンズの悲劇」とは、「ひとつの財について複数の主体が使用の排除の権利を有するとき、それらの権利が各主体の十分な使用を妨げ、使用・消費水準が過小になる現象」をいう。アンチコモンズはさまざまな例があり、それぞれ個別の問題をはらんでいる。本論では、産業組織論の文脈に話を限定し、こうした「悲劇」の解決法について、ゲーム理論を用いて探る。とりわけ、政府との交渉のコストを明示的にモデルに入れ、どのような交渉の方法がより効果的となるかを理論的に考察する。
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