研究課題/領域番号 |
19530213
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用経済学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
大湾 秀雄 青山学院大学, 国際マネジメント研究科, 教授 (60433702)
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連携研究者 |
花木 伸行 筑波大学, 大学院・人文社会科学研究科経済学専攻, 准教授
長岡 貞男 一橋大学, イノベーション研究センター, 教授 (00255952)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 経済理論 / 経営学 / イノベーション / 組織 / インセンティブ / 産業組織論 / R&D / インセンティブシステム |
研究概要 |
研究成果は大きく分けて二つある。まず、企業内のイノベーション活動に探索と活用の二つのタイプがあり、その間のバランスを取ることが極めて難しい経営上の課題であることを、エージェント・ベースト・モデルを使ったシミュレーションで示した。特に、事業の複雑性、環境の不確実性が上昇すると、探索と活用の割合のバランスを取ることがより困難となり、探索だけもしくは活用主体のイノベーション活動に大きく傾くことを示した。二つ目の研究成果は、研究開発者のモチベーションの源泉に関するものである。1995-2002年に特許出願した研究開発者に対する経済産業研究所によるサーベイ結果を用いて、内発的動機付けと外発的動機付けがどの程度研究開発生産性に影響を与えているか、発明報奨制度はインセンティブ理論と整合的な導入状況となっているか、などについて実証分析を行った。結果として、内発的動機付けの役割が重要であること、発明報奨制度の設計が現実には従業員の内発的動機の強さを考慮に入れて行われていないことなどを明らかにした。
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