研究課題
基盤研究(C)
本研究は実物オプションの理論を応用して、人的資本投資を不確実性下での非可逆的投資と捉えるモデルを構築し、課税が人的資本投資に与える影響について分析した。人的資本投資のコストが放棄所得のみの場合、定率税によって人的資本投資は影響を受けない。コストが放棄所得と直接費用からなる場合には、定率税によって人的資本投資が抑制される。コストが放棄所得のみの場合でも、累進課税の下では人的資本投資が抑制される。以上は、標準的な人的資本モデルで得られたのと同じ定性的結果であるが、定量的効果は異なる。
すべて 2007 1994 その他
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Labour Economics 14(6)
ページ: 913-925
ページ: 894-912
Investment Under Uncertainty (Princeton: Princeton University Press.)
http://www.eco.osakafu-u.ac.jp/~nishioka/research.html