研究課題/領域番号 |
19530547
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
片岡 靖子 久留米大学, 文学部, 准教授 (30389580)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2010年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | ターミナルケア / 医療福祉ニーズ / 地域医療福祉連携 / 医療ソーシャルワーク実践過程 / がんターミナル期 / 医療供給体制 / がん対策基本法 / 二次保健医療圏 / 福岡県 / 医療供給体制の偏在 / 医療ソーシャルワーク / 緩和ケア病棟 / 地域福祉医療連携 / 社会福祉関係 / 医療・福祉 / 医療ソーシャルワーク実践 / 緩和ケアチーム / 在宅ターミナルケア / チーム医療 / 緩和ケア / デス・エデュケーション |
研究概要 |
本研究は、ターミナルケアにおける医療福祉ニーズについて、九州圏域におけるがんターミナルに関わる医療機関の実態調査及びがんターミナルに関わる医療ソーシャルワーカーへのインタビュー調査、事例検討を通して、がんターミナル患者及び家族がどのような医療福祉ニーズを抱えているかについての提示を試みた。これらの研究から明らかとなったことは、医療圏ごとにがん治療に関連した供給体制の偏在が存在するということと、患者及び家族の医療福祉ニーズ発見の立場にあるスタッフとして看護師が重要であることが先ず示唆された。一方、がんターミナル患者の医療福祉ニーズへの医療ソーシャルワーカーによる対応は、多くの相談が医療費を巡る相談、転院及び在宅への退院調整の役割に限定されていることが提示された。このような状況の中で、がんターミナル患者及び家族の抱える医療福祉ニーズは、「痛みのコントロール」が最も高く、緩和ケアの技術の普及が急がれることが提示されている。また、医療スタッフから提示された医療福祉ニーズとして、在宅もしくはホスピス病棟での看取りがベストとの回答が多く、在宅での看取りのシステム構築とホスピス病棟の不足が課題であることが提示された。
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