研究課題
基盤研究(C)
本研究は「自愛の思慮」が児童の社会道徳的ジレンマ場面での判断にどのように出現し, それが社会的認知の発達といかに関連するかを検討した。「自愛の思慮」の思考は個人領域の判断と理由づけの中で出現することが多く, その傾向は小学校中学年以降に顕著になり, 心の理論の二次的信念課題の達成と関連することが示唆された。社会道徳的指向性としての「自愛の思慮」の思考は児童期に達成される社会的認知であり, その思考が活性化されることにより, 道徳判断と行動がつながると考察された。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (13件)
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