研究課題/領域番号 |
19530594
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 北海道医療大学 |
研究代表者 |
中野 茂 北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (90183516)
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研究分担者 |
池邨 清美 北海道医療大学, 心理科学部, 教授 (80201911)
草薙 恵美子 國學院短期大学, 幼児児童教育学科, 教授 (90341718)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2009年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2008年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2007年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | intersubjectivity / companionship / attachment / 乳児 / 縦断研究 / 文脈 / 発達 / インターサブジェクティビティ / アタッチメント / コンパニオンシップ / 母親 / 心理化 / ジェラシー / 心の理論 / モーショニーズ / 情動発達 / コミュニケーション |
研究概要 |
「care-attachment」と「intersubjectivity-companionship」という二つの社会的次元はどちらも乳児期の対人関係、とりわけ発達初期の親子関係の基本概念であるが、両者の関係は知られていない。乳児期には親から安心感を得ると同時に、親とこと、相互の意図に合わせて行為を調整し、協力し合う力の発達が必要である。そこで、本研究では、29組の母子を対象として出生直後から3歳まで、以下の指標について縦断的に観察した母親は、3,4か月時に、遊戯性を、3,6か月時にAinsworthの感受性を評価された乳児は4か月時にPIS、6か月時に物志向性と注意の共有、10か月時にSISを評価した。パス解析の結果、(1)PISとSISとは関係がないこと、(2)母親の遊戯性がintersubjectivityの発達に大きな影響力を持つこと、(3)母親の感受性はinter-subjectivityとは独立なことが見出された。従って、乳児期の対人関係の発達過程には、「care-attachment」と「intersubjectivity-companionship」という二つの独立した文脈のあることが示唆された。
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