研究課題/領域番号 |
19530658
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森川 和則 大阪大学, 大学院・人間科学研究科, 教授 (70312436)
|
研究協力者 |
松下 戦具 大阪大学, 教育実践センター, 助教 (00528367)
富田 瑛智 大阪大学, 大学院・人間科学研究科
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2009
|
研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2009年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 知覚 / 視覚 / 柔軟性 / 順応 / 残効 / 顔 / 錯視 / 単純接触効果 / 記憶 |
研究概要 |
本研究は第一に、人間が直前に見た顔の影響により次に見る顔の形が変わって見える現象を実証し、この効果が顔と顔以外の物体では異なることを示した。第二に、同じ顔を何度か見ることでその顔の好ましさが増す現象が、以前に見たことのない顔にまで波及する可能性を示した。第三に、物体の長さや大きさの知覚がその物体自身の形状および隣接する輪郭との空間関係の影響により異なって見える現象を示した。このように、人間の視覚は時間的空間的に隣接する入力情報を用いて常に調整を行い、変動する環境に柔軟に適応していることが明らかにされた。
|