研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、我々が住むこの「銀河系」の中心領域について多波長観測データを総合する事により、銀河中心核活動性の正に中核である巨大ブラックホールの形成・成長過程と、少なくとも十数桁にも渡る中心核活動性の多様性の起源を解明する事である。その結果、同領域の分子雲中に深く埋もれた巨大星団を多数検出し、これらが中心核巨大ブラックホールの形成・成長を担う「中間質量ブラックホール」の母胎となる可能性を指摘した。また中心核近傍には、直径約10パーセクの巨大な回転ガス円盤の存在を初めて確認し、現在不活性な銀河系中心核が数十万年以内に間違いなく「活動的な」銀河中心核へと変遷する事を示した。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 4件) 学会発表 (7件)
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