研究課題/領域番号 |
19540325
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅰ
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
辻見 裕史 北海道大学, 電子科学研究所, 准教授 (20113673)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2008
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研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2008年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2007年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | (F)誘電体 / 量子常誘電体 / チタン酸ストロンチウ / ニオブドープチタン酸ストロンチウ / 光散乱実験 / 強誘電体領域 / 長さのスケールの異方性 / ブロード・ダブレット / プラズモン / 長さのスケール |
研究概要 |
量子常誘電体(SrTiO_3とKTaO_3)の量子常誘電状態は、母体は正方晶の対称性を持つ常誘電相であるが、その母体中に、動的に強誘電相領域(FER : おそらく斜方晶)が島状に浮かんでいる状態である。そして、FERの大きさが量子常誘電状態を特徴づける長さのスケールを決めていると結論した。さらにSrTiO_3では、この長さのスケールには異方性があり、[001]_c方向が[1-10]_c方向より長いということが判明した。これまで、量子常誘電状態で観測されている格子定数の異常などの起源は強誘電相領域の存在にあると推論できる。
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