研究課題/領域番号 |
19540370
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
浴野 稔一 広島大学, 大学院・総合科学研究科, 教授 (40185103)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2009年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2008年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2007年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 層状窒化物超伝導体 / トンネル分光 / 走査トンネル顕微鏡分光(STM / STS) / 超伝導ギャップ / 軽元素系超伝導 / 走査トンネル顕微鏡(STM) / 走査トンネル分光(STS) / 層状高温超伝導体 / 擬ギャップ / 電荷密度波 / STM |
研究概要 |
低温超高真空走査型トンネル顕微鏡/分光(STM/STS)により、層状窒化物超伝導体の表面原子配列およびナノスケール電子状態に関する研究を行った。これらの物質にはα(FeOCl)型とβ(SmSI)型の層状多形が存在するが、それらの面内原子配列の違いを実空間で直接明らかにした。また、両者の電子状態分布に顕著な違いを見出した。超伝導転移温度T_cで規格化したエネルギーギャップ2Δ/k_BT_c(k_B:ボルツマン定数)はBCS理論値を大きく凌いでいる。このことから層状窒化物では電子対の結合が非常に強く、超伝導機構が従来とは異なることを示している。
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