研究課題/領域番号 |
19540372
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
眞榮平 孝裕 琉球大学, 理学部, 准教授 (20372807)
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研究分担者 |
堀田 貴嗣 首都大学東京, 理工学研究科, 准教授 (00262163)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2009年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2008年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2007年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
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キーワード | 二酸化アクチノイド / 相対論的バンド計算 / 結晶場 / f電子系 / 電子相関 / 磁性 / 超ウラン化合物 / j-j結合 |
研究概要 |
本研究課題の主要目的は、二酸化アクチノイドに関連する強相関現象の解明と、結晶場効果を取り入れた相対論的バンド計算方法の開発である。二酸化アクチノイド化合物AnO_2(An=U, Np, Pu, Am)は、局所密度近似(LDA)の基でのバンド計算にて理解されるはずであるが、実際にはLDAの基礎とした計算では半導体の電子構造を再現することは容易ではない。蛍石型構造をもつ二酸化アクチノイドの結晶場基底状態は、Γ_8レベルが下、Γ_7レベルが上にあると考えるのが自然であるが、LDAの下でのバンド計算では、Γ_8とΓ_7の順序が逆転した結果となってしまう。そこで、この様な矛盾が起こらないようバンド計算に結晶場(CEF)効果を陽に取り込んだ方法を提案した。RLAPW法とCEF方法の組み合わせによるバンド計算プログラムを開発し、二酸化アクチノイドについて適用した。結晶場効果を取り入れた計算方法は、二酸化アクチノイド化合物の電子状態を考える上での1つの方法として、有効であることがわかった。
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