研究課題/領域番号 |
19540392
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
数理物理・物性基礎
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
中川 尚子 茨城大学, 理学部, 准教授 (60311586)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2010
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研究課題ステータス |
完了 (2010年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2010年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2009年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2008年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2007年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 統計物理学 / 非平衡・非線形物理学 / 非平衡定常系 / クラウジウス関係式 / エントロピー / 熱と仕事の相関 / 揺らぎ / タンパク質 / 折りたたみ転移 / 4点相関関数 / 熱力学第二法則 / 過剰熱 / 熱力学関数 / 統計力学 / inherent structures / 分布関数 / エントロピー生成 / 局所詳細釣り合い / ボルツマン因子 / 軌道平均 |
研究概要 |
生体分子の動作機構を記載する方法論を作ることを目指し、非平衡系での熱力学関係式の構築とタンパク質モデルでの遅い揺らぎの特徴づけを行った。前者として、非平衡定常状態の微視的状態に関する分布関数の平易な表現を導出することに成功し、それによってクラウジウス関係式の非平衡への自然な拡張を得ることができた。非線形非平衡領域まで通用するクラウジウス関係式を導出することにも成功し、非平衡では熱力学構造に独特のねじれが存在することを示した。後者の研究では、4点相関関数を用いて遅い揺らぎの特徴づけを行った。
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