研究概要 |
本研究では,高周波のGPRを用いて小型平面水路における流路形態の3次元解析をおこなった.まず,使用する小型平面水路による河川流路の再現をおこなった.本実験で形成した蛇行流路は,流量や勾配,給砂の増加によって,網状流路へと変化し,既存の河川研究報告とよく一致した.次に,1.5GHzアンテナのGPRを用いて,この実験でできた河川流路の探査をおこなった.その結果,初期流路の3次元形態が得られ,1.5GHzアンテナは探査深度約15cmでその分解能は3-5cmであることが明らかになった.さらに,実験材料をかえることにより探査反射面の性質を検証した.比誘電率,導伝率に差のある土や砂鉄,珪砂などが効果的であった.
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