研究課題/領域番号 |
19540505
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
芳川 雅子 京都大学, 理学研究科, 教務補佐員 (00378605)
|
研究分担者 |
新井田 清信 北海道大学, 理学研究科, 准教授 (30111149)
|
連携研究者 |
新井田 清信 北海道大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (30111149)
|
研究期間 (年度) |
2007 – 2008
|
研究課題ステータス |
完了 (2008年度)
|
配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2008年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2007年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | マグマ / ダナイトチャネル / 海嶺沈み込み / マグマ移動 / マグマ-かんらん岩相互作用 / 同位体組成 / 微量元素組成 |
研究概要 |
上部マントルでマグマが発生し地殻へ移動するまでの過程と、その間のマグマおよび上部マントル物質の化学的変化を明らかにするため、幌満かんらん岩体中のダナイトチャネルと壁岩を構成する鉱物の主成分・微量元素およびRb-Sr 同位体組成を求めた。その結果、(1)ダナイトチャネルと壁岩の両輝石はともにサブソリダス下で化学的平衡にあり、この平衡をもたらしたイベントのRb-Sr 年代は50-70Ma と推測できる、(2)両輝石を晶出したメルト組成は、島弧マグマの特徴を持つものの、島弧マグマで特徴的なNb の負異常が認められない、ことがわかった。これらの結果から、幌満岩体に産するダナイトチャネルは、約50Ma に海嶺の沈み込みで生じた玄武岩質メルトの通過で生じたと考察される。
|